第2回 映職連著作権勉強会

2018.4.17(火)

       (株)IMAGICA 五反田 第二試写室にて

2018417日、映職連主催の著作権勉強会が開催され、30名が参加しました。

 

今回は監督協会の山際永三をアドバイザーに迎え、基本的な著作権のテキストを元に監督、撮影、照明、録音、美術、編集、スクリプター、脚本の各パートにおける著作権とは?という素朴な疑問を伺っていくシンポジウムを行いました。

 

映画は一人では作れない、著作権法では共同著作物に当たりますが、その関わり方は立場で大きく違います。その中で自分たちが作る映画における自分たちの権利について思う事を言って欲しいという問いかけに、様々な意見が出ました。

著作権はあまり関係ないと感じているパートでも、自分の仕事に責任を持ちたい、自分がその仕事をした証は持ちたいと思っています。

その中で著作者人格権における「指名表示権」「同一性保持権」はどのパートでも重要になってきます。

「著作権とは創作者に対するリスペクトである」「権利を手に入れるには諦めず声を上げ続ける事」という山際さんの言葉がありました。これが映画における著作権において重要な事ではないでしょうか。

それぞれのポジションにおける創作へのリスペクトを持った対応を求める。それが見られない時は声を上げる。

はじめは「著作権なんて」と感じていた参加者も「非常に有意義な会だった」と言ってくれて今回の著作権勉強会は終了致しました。

 

 

今回を踏まえて、また近日、著作権勉強会を開催する予定です。

今回参加した方も、参加できなかった方も、ぜひご参加下さい。